テーマ:「運動器疾患の痛みに対する理学療法」

 

運動器疾患の疼痛症状を解釈する
〜患者の訴える痛みをどう捉え、治療効果や、患者満足度、生活の質につなげるか?〜
痛みは疾患の一症状ではありますが,今日では慢性化した痛みは疾病として捉えられる様になりました。
研修会では,まず最初に運動器疾患の痛みのスタンダードとして、慢性疼痛を有していない場合の痛みをどう捉え、どう考えるか?どんな情報を持ち治療を行うのか?評価と治療の一体性など、臨床経験と近年のデータを元に痛みを紐解いていきます。次に神経系の可塑性変化や心理社会的要因などにより修飾される慢性疼痛への理解と評価チャートの用い方などを学習してもらいます。特に評価結果の解釈については,点数化されたデータは客観的指標にはなるが、透明化、可視化されたその数値が患者の苦悩や葛藤の要因を表している訳では無いという,今日の診療の流れに対するantithesisについても触れたいと思います。我々、理学療法士は痛みを修飾する心理情動的問題の存在を客観的に認めつつ、その根幹にある患者の苦悩や背景にも目を向けるべきです。その様な痛みの解釈について、臨床データを踏まえて学習してもらえる機会になればと考えています。

 

〈問い合わせ先〉
担当:道後温泉病院リウマチセンター リハビリテーション科 島原範芳
メールアドレス:shimaguny201@me.com

 

 

開催日時

令和3年8月22日(日) 9時~12時30分(受付開始 8時30分)
※WEB開催のため、当日申込はできません。

定員

100名 ※定員超過となった場合は愛媛県内会員を優先させていただきます。

事前申込方法

下記のGoogleフォームに必要事項を記載し申込みをお願いいたします。
※日本理学療法士協会マイページからの申込みはできませんのでご注意ください。
Googleフォーム:https://forms.gle/ELKWgQUku9wA7uFM9
事前申込期間:令和3年8月15日(日)
※事前申込期間終了後から、随時参加者へ研修会案内メールをお送り致します。
研修会開催2日前( 令和3年8月20日(金) )までに案内メールが届いていない場合は、担当者までお問い合わせください。

会費

無料(県内会員)
2,000円(県外PT協会会員,他職種)
8,000円(非会員)

講師

中尾聡志(愛ほっと訪問看護ステーションあいなん)
島原範芳(道後温泉病院)

新人教育プログラム

C-2 運動器疾患の理学療法

専門認定履修ポイント

10 ポイント

理学療法専門分野

認定理学療法士(運動器・切断・スポーツ理学療法・徒手理学療法)
専門理学療法士(運動器)